パソコンを使って、ステッカーを作ろう!-指導実践例-

 小林 千早 (茨城県立麻生高等学校教諭)

一、はじめに
 生徒が製作した作品を、生活用品や、各自の趣味の分野の何かに活用できるような教材を工夫している。過去にも種々、試行錯誤しているが、今年本校のパソコン教室の設備が更新されたことをきっかけに、生徒作品をパソコン画像処理して、オリジナルステッカーを作成させた。先生方からご意見いただければ幸いです。

■主旨
 普及著しいパソコン作業を取り入れることにより、書道授業の新たな可能性を探る。

■手順
  1. ステッカーの原稿を作る。
     漢字・仮名・漢字仮名交じり文・ローマ字等により、構成を考えさせる。実生活で使えるような内容にする。例えば、趣味のサークル等の名称、保護者が小売店等営業している場合の店名、等々。カラー印刷なので、色彩 も考える。

  2. 半紙で練習・清書する。
     スキャナーで取り込めるのは、A4サイズまでなので、サイズを指定した原寸大プリント資料を用意する。 生徒作品(ステッカー)

  3. スキャナーで取り込む。
      コントラストを上げたほうが効果的だった。

  4. フォトレタッチソフトで、画像を加エする。
     コントラスト・色調等を操作し、コピー+貼り付け等のテクニックを使って、効果 的に仕上げる。 時には、書き文字と活字の組み合わせなども考慮する。印刷するシール用紙の色も考慮する(シール用紙は、白色だけでなく、金色や銀色等も発売されている。ただし、まだ価格が高い!)。

  5. パソコンプリンターで印刷する。
     A4の用紙一枚に、四枚の横長ステッカーが印刷される程度のサイズにした。きれいにカットして完成。

生徒草稿例


生徒作品
■感想・問題点等
 書道実技+パソコン処理という内容がうけるのか、生徒は喜んで作業をする。しかし、パソコン画像処理で相当時間がかかる。例えば、スキャン作業は授業時間内には収まりきれなかった。パソコン入門者には、具体的画像方法を限定して指導したほうが良い。
 また、ワープロは使えなくても画像処理はできるということも、生徒たちには新鮮であったようだ。
 また、パソコン処理に重点が置かれ過ぎて、肝心の書作品の観点がぼけないよう指導する必要もあろう。

(「芸術科書道情報 No.30」H12.1.10掲載)



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