9月1日は防災の日 防災教育の重要性
高校家庭

毎年9月1日は防災の日です。1923年の関東大震災にちなんで定められたこの日は、災害への備えを見直す大切な日です。特に最近日本では「想定外」の自然災害が頻発しています。巨大地震、豪雨による洪水や土砂災害、台風の巨大化など、その規模と頻度は増すばかりです。このような状況下で、学校現場での防災教育の重要性が改めて求められております。
「防災」と聞くと、身構えてしまう人もいるかもしれません。しかし、特別なことではなく、日々の生活の中で少し意識するだけでできることがたくさんあります。
目次
なぜ今防災教育が必要なのか?
学校現場で防災教育が必要とされている理由は多岐にわたります。
「自助」の力を育む
災害発生時、公的支援(公助)や地域の助け(共助)がすぐに届かない可能性があります。特に、学校にいる間に災害に遭った場合、教員や生徒同士で協力しながら、自らの命を守るための行動を自ら判断・実行する「自助」の力が不可欠です。防災教育は、単に知識を教えるだけでなく、自ら考え、行動する力を養う上で最も効果的な場となります。避難訓練を通じて、正しい姿勢で身を守る方法を体で覚えたり、危険な場所を認識する力を養ったりすることで、生徒たちは災害時の適切な行動を身につけることができます。
地域コミュニティの核となる
学校は地域住民の多くにとって最も身近な公共施設であり、災害時には避難所としての役割を担います。防災教育を通じて、生徒たちは災害時の学校の役割や地域の避難経路、危険箇所について学びます。これは、生徒たち自身が家族や地域の人々に正しい情報を伝え、災害時の行動を促す「情報発信者」となることを可能にします。また、地域と連携した防災訓練に参加することで、地域コミュニティの一員としての自覚を持ち、世代を超えた助け合いの精神を育むことができます。
精神的なレジリエンス(回復力)を養う
災害は、物理的な被害だけでなく、生徒たちの心にも大きな傷を残す可能性があります。防災教育は、ただ危険から身を守る方法を学ぶだけでなく、災害がもたらす精神的な影響についても触れるべきです。災害のメカニズムを正しく理解し、どのような事態が起こりうるのかを知ることで、漠然とした不安を軽減することができます。また、いざという時に「どうすればいいか知っている」という経験は、困難な状況でも冷静さを保つための精神的なレジリエンスを育みます。
平時から災害への備えを定着させる
防災は「特別なこと」ではなく、日々の生活の一部として定着させることが重要です。学校での防災教育は、家庭での備えを見直すきっかけにもなります。例えば、学校で非常食や防災グッズについて学んだ子供が、家に帰って家族と防災リュックの中身を確認する、といった行動は、家庭全体の防災意識を高めることにつながります。学校がハブとなり、家庭、そして地域へと防災の輪を広げていくことができます。
教育図書の防災教育教材

教育図書ではいくつかの防災教育の教材がございます。一つは無償でお送りする事も可能な教材であったり、楽しく防災の知識が学べる教材などがございます。
防災教育副教材(無償提供)


万が一の災害から身を守るためには、平時からの備えが重要です。防災副教材は生徒たちとその家族、そして地域の安全・安心を守るための一助として作成したものです。
中学生向け、高校生向けの両方を用意しており、中学生向けは「日頃からどのような備えが必要か?」、高校生向けは「安全な住まい」と「社会との共生」を意識してワークシートを編集しました。
どちらも家庭科の一時限(約50分)で完結するプログラムになっており、授業で実践しやすいように教師用の手引き、ICT教育への対応を踏まえて、パワーポイント版教材も用意しております。
教材はいずれも一般社団法人日本損害保険協会から無償で提供しており、下記応募フォームから応募可能ですので是非ご活用ください。
シールで学べる防災

「災害が起こったときに備えて,どんな防災グッズをそろえたらいいの?」「災害が起こったら,どんなものを持って避難したらいいの?」命にかかわる防災教育の必要性は近年とくに増してきています。
この教材では,イラストを見ながら防災グッズをチェックしたり,シールを貼ったりしながら,災害への備えについて短時間で学ぶことができます。
使い方の動画はこちら
【セット内容】
●家族・防災グッズシール(B5判)1枚
●ワークシート(B5判カラー8ページ/蛇腹折り)1部
●備えチェックカード(B5判)1枚
NHK DVD教材
災害から命と暮らしを守る

教育映像祭優秀作品賞受賞
日本におけるさまざまな自然災害を 取り上げ、いつどこで被災するかわからないことを理解し、日頃の備えの大切さを学びます。また、起こっ てしまった際の対処法について、自助・共助・公助の観点から見ていきます。
・DVD約20分
・解説書、ワークシート付き
サンプル視聴はこちら
●主な内容
・地震の被害とその備え
・さまざまな災害とその備え① ~津波、火山災害から
・さまざまな災害とその備え② ~気象災害~
・災害への日頃の備え (自助・共助・公助/ハザードマップの活用/災害時の備蓄品・非常持ち出し品)
※ DVD中には、実際の地震の揺れや津波、災害に よって被害を受けた街並みの映像が流れます。 地域や生徒の実情に合わせてご活用ください。
現代社会において、生徒たちが安全に、そしてたくましく生きていくためには、災害から自らを守り、困難を乗り越える力を身につけることが不可欠です。学校での防災教育は、そのための最も重要な土台となります。知識を教えるだけでなく、体験を通じて「生き抜く力」を育む。これこそが、今、学校現場に求められている防災教育の真の目的であります。この機会に是非防災について話す、学ぶ時間を作ってみませんか?




