「発散・収束・思い出し」の探究用ノート 神山まるごとが企業と共同開発

高校公民


教育図書「公共」教科書の採択校でもある神山まるごと高等専門学校(徳島県神山町)では、文具大手のコクヨと共同で小中高生向けのノートを開発しました。

商品企画から販売戦略まで学生と企業が協働する形で進められ、プロジェクト型学習の実践として行われました。
プロジェクトは2025年4月に始動し、学年横断で選抜された学生11人が参加。市場調査やユーザー分析、コンセプト設計、製造現場の見学などを通じて、実社会とほぼ同じ商品開発プロセスを経験したといいます。学生は「社会課題の解決と経済価値の両立をかなえるものづくり」として授業での学習体験をもとに課題設定を行いました。


仲間とアイデアを広げる2つのノート

今回開発された「探究をデザインする!とれるノート」は、中高生の探究学習をサポートすることを目的としています。ノートには、知っていること、見聞きしたこと、思いついたアイデアなどを書き出す「発散」のスペース、書き出した内容を整理整頓する「収束」のスペース、そして問いを深掘りするための「振り返り/思い出し」のスペースが設けられています。探究学習で行われる循環を意識した構成で、学びのプロセスそのものを可視化します。
ノートの小口側にはミシン目で切り取れる「しおり」機能付きの縦長のスペースを設けました。切り取ったしおりを教科書に挟むことで、重要な内容をストーリーとして整理できる仕組みです。




もう一つ「NICONOTE」は、お揃いのノートを使いたいという小学生のニーズに応えるノートです。猫や犬をモチーフにしたデザインや装飾用シールを付属し、クラブ活動などでの共同使用を想定しました。仲間と共有しながら学ぶ体験を促すねらいがあるそうです。



取り組みは、「企業版ふるさと納税」と呼ばれる地方創生応援税制を活用した寄付や、授業提供などを含む産学連携の枠組みの中で実施されました。
企業との連携は大学や専門学校を中心に増加していますが、高等専門学校の段階で商品開発から販売までを経験する事例はまだ多くはありません。実践を通じて学ぶ教育のあり方は、起業家教育の一つの方向性としても注目されています。

商品は2026年2月4日に数量限定で発売されます。


【販売情報】
発売:2026年2月4日(予定)
取り扱い店舗:全国の一部文具取扱店およびオンラインショップ
※店頭展開日は店舗により異なります。詳細はコクヨ公式サイト等をご確認ください

●メーカー希望小売価格(税抜)
探究をデザインする!とれるノート 290円
NICONOTE  273円

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