B編 6章 私たちの住生活

コレクティブハウス

他人同士が集まって住み、個人のプレイバシーを尊重しつつ、子育て、家事など生活の一部を共同化して生活を送るコレクティブ住宅が登場しました。コレクティブハウスとは、1930年代のスウェーデンのサービス付き住宅に対して初めて使われた言葉で、女性の社会進出を保障するために子育てや家事労働に主眼を置き、便宜や相互扶助が日常的に得られるよう空間、生活を共同化した住宅のことです。わが国では、阪神淡路大震災の復興コレクティブハウジング「ふれあい住宅」が最初の公営住宅で、高齢者の孤独死の問題解決の糸口となるコミュニティ形成を目指す住宅としてつくられました。これまでの家族や住宅の概念にとらわれず、プライバシーを守りつつ共にかかわり合いながら住まう形は、少子高齢社会や女性の社会進出、家族や暮らし方の多様化などから生じる問題を解決する可能性があるとして注目されています。

シェアハウス

シェアハウスとは、一つの賃貸物件に親族ではない複数人が、住まいの空間の一部(台所、浴室、トイレ、リビングなど)を共有して共同生活をする共同居住型賃貸住宅です。近年は、趣味や境遇が同じような入居者を集めるものや多様なサービスを付けたものなどが登場しています。ただ空間を共有するという考え方は古くからあり、昔の下宿屋などは食事付きのシェアハウスといえます。