教育図書

教科書一覧

高等学校芸術科 書道

令和6年度 新刊
書Ⅲ[書Ⅲ 702]

  • 想い1「書は人とともにある」ということのリアリティを感じてほしい。
    名家も名もなき先人たちも、どの時代の人々も皆、書いていたのは「私の書」。さまざまな古典や名筆にふれながら、人々の生きた証を実感してください。
    書にも人にも興味を
    人にはさまざまな面があります。それと同じように、同じ人が書いた書でも、年代や心境など、置かれた環境やでき事などにより、さまざまな表現があります。
    ●『書Ⅲ』28〜29ページ
  • 想い2「初めて知るよろこび」にたくさん出逢ってほしい。
    未知のことだけではなく、既知のことも、視点や観点、方向を変えて見たり考えたりすると、新たな発見があります。
    書を他教科という横軸から見てみる
    平安時代の貴族たちが、自身の勉強のため、また、大切な人への贈り物として、「古今和歌集」などの和歌集を美しい料紙に書き写したことで、私たちは千年以上前の人々の、心情や日常生活に触れることができるのです。
    ●『書Ⅲ』38〜39ページ
  • 想い3「腑におちて納得する体験」を重ねてほしい。
    どんな名家も、私たちと同じように、日々の生活の中から制作のきっかけを見つけたり、古典に学んでさまざまな技法を習得したり、表現の気づきを得ていました。そんな当たり前とも思えることに気づくことで、胸につかえていたものが、ある時ストンと自分の中に落ちる瞬間がやってきます。
    答えは自分の中に
    自分自身の表現とは、どのようにして生まれるのか。表現者にとって永遠のテーマです。先人の思索の跡にふれたり、学びを辿ってみる。しかし、自分自身と対話することでしかその答えは見つけられないのではないでしょうか。
    ●『書Ⅲ』8〜9ページ
  • 想い4「言葉」、「心」と向き合ってほしい。
    書は、わずかな時間と一回の運動で生まれる表現です。しかし、表現に至るまでの心の動きや、思いによって言葉が紡ぎ出されるまでの時間は、容易に測ることはできません。書と向き合うことは、心や言葉と向き合うこと。タブレットやキーボードではなく、自身の手で文字を言葉を書くことの意味を、今一度考えて欲しいと願います。
    書は時空を超えて言葉を運ぶ
    人の思いが言葉となり、言葉は人の手によって書という形になります。そしてその書は、時空を超えて新たな人の思いへと繋がり、さらには文化となって、私たちの心を潤し続けているのです。
    ●『書Ⅲ』34〜35ページ
  • 想い5等身大の表現者であり鑑賞者であってほしい。
    昨日の自分と今日の自分が同じではないように、書を前にした時に見えることや感じることは、自分同様変化します。今自分に見えること、今自分が感じること、それは今のあなたを支える美意識であり感性です。
    見えるものを一つずつ増やす
    書という表現に少しずつ触れ、変化していく自分の美意識や感性を楽しみながら、書の鑑賞や創作の道を歩んでいきましょう。
    ●『書Ⅲ』60〜61ページ

関連記事・動画

書Ⅰ

令和4年度発行

書Ⅱ

令和5年度発行

サポート資料

  • 書Ⅲ 検討の観点と内容の特色

  • 書Ⅲ 検討の観点と内容の特色

  • 令和6年度書道教科書内容解説資料

  • 書Ⅲ 編修趣意書

  • 書Ⅲ702_シラバス

  • 書Ⅲ702_評価規準例

教材のお見積りcontact order

教科書及び掲載資料についてご不明な点がございましたら,
弊社までお気軽にお問い合わせください。

令和7年度中学校教科書のご紹介