私たち教育図書株式会社は、中学校・高校の教科書や教材を出版している会社です。 教育図書NEWSは主に学校の先生や教職関係者のみなさまに向けて、教育に関する独自の記事を発信しています。すべて無料でご利用いただけます。
2022年4月から、新しい学習指導要領に基づいた金融教育が高校家庭科の授業で始まりました。
これまでも家庭科では「お金をつかう・借りる・貯める」を教えてきましたが、新たに資産形成の視点が盛り込まれ、「お金を増やす」も教えるようになりました。
金融教育が本格的にスタートした背景には、
1. 成年年齢が18歳に引き下げられたことにより、若者を狙った特殊詐欺などの金融トラブルの増加が懸念される
2. 日本において低金利が長く続き、年金受給額の減少減も予想され、ゆとりある老後のために個人での資産形成が求められつつある
3. 諸外国と比較して、日本人の金融リテラシー(お金の知識・判断力)が低い
などの事情があるといわれています。
教育図書の大ヒット副教材『LIFEおとなガイドデジタル+』と『家庭科55デジタル+』には、金融について体験的に学習できるデジタルコンテンツを多数付属しています。
デジタルコンテンツの特長は、入力結果がすぐに出力される双方向性にあります。
ゲーム感覚で楽しみながら学習でき、生徒から主体的に学ぶ態度を引き出させるデジタルコンテンツを、授業で活用してみませんか?
ここでは、金融教育に関連する資料集の紙面と、2つのデジタルコンテンツをご紹介します。
目次
クレジットカードやスマートフォン決済などのキャッシュレス決済は私たちの消費行動と金融取引(金融市場)とも結びついています。
『LIFEおとなガイドデジタル+』(左)と『家庭科55デジタル+』(右)の紙面では多様化する支払方法を紹介。
キャッシュレス社会に必要な知識、「見えないお金」の利便性と危険性について用い説明しています。
対応デジタルコンテンツ「クレジットカードの使える豆知識」
「暗証番号は誕生日で大丈夫?」「18歳になればだれでもつくれるの?」「リボ払いと分割払い、どっちがお得?」など、実生活で使えるクレジットカードの知識をクイズに答えながら身につけられます。
AとBの2つの選択肢から答えを選んだあと、すぐに正解がわかり解説も読めるため、手軽に理解が深められるコンテンツとなっています。
結果と生徒の感想はPDF形式でダウンロードすることができます。
生徒の端末に保存でき、学校でお使いのシステムで先生に提出もできるため、評価に活用することが可能です。
また、何回も使うことができるので、宿題や復習で使用することもできます。
『LIFEおとなガイドデジタル+』(左)では、人生の出費をテーマにリスクと出費、金融商品と保険について、
『家庭科55デジタル+』(右)では借金と投資について解説しています。
対応デジタルコンテンツ「チャットで学ぶ投資のイロハ」
メッセンジャーアプリの「LINE」のような画面上で、会話の選択肢の選びながら読み進めるコンテンツです。
生徒は卒業旅行のためにお金を貯めようとしている高校生の立場にたち、投資家の叔父さんとのやりとりをしていくことで自然と金融の知識が身につくように作られています。
選んだ選択肢に応じて結果が変わるため、より実践的な学びが可能です。
こちらのコンテンツも結果をPDFとしてダウンロードできます。
金融教育のデジタル化は、金融リテラシーの向上に大きく貢献する可能性を秘めています。
『LIFEおとなガイドデジタル+』と『家庭科55デジタル+』には、上記のようなコンテンツ以外にもシミュレーションや診断テストなど多様なコンテンツを用意しており、「教材の準備や作成が大変」「効果的な教材が少ない」という先生のお悩みの解決をお手伝いします。
ぜひ、授業の開始時や終了時、宿題、予習・復習などにご活用いただき、アクティブ・ラーニングを実現してください。